産業医業務の医行為性について

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産業医の神田橋です。少し疑問が生じたので教えてください。
①産業医業務は医行為に当たるものがあるか
②医行為で医療法の医療にあたらないものはあるのか
③産業医はほとんどの業務を事業場で行っているがこれは医療法違反にあたらないか

1.産業医のストレスチェック後・長時間残業に対する面接指導
2.就業判定
などは医行為にあたるのでしょうか

先日のタトゥー事件(最高裁令和2年9月16日)を素人が読むと医行為であるとするためには二つの条件がともに必要と述べているようにみえます
1.医療及び保健指導に属する行為であること
2.医師が行うのでなければ保健衛生上危害を生ずるおそれのある行為であること

安衛法六十六条の四
事業者は(中略)当該労働者の健康を保持するために必要な措置について、厚生労働省令で定めるところにより、医師又は歯科医師の意見を聴かなければならない

六十六条の六
事業者は、(中略)心理的な負担の程度が労働者の健康の保持を考慮して(中略)医師による面接指導を受けることを希望する旨を申し出たときは、(中略)医師による面接指導を行わなければならない。

面接指導や就労判定を行うものが医師に限定されているところからは「医師が行うのでなければ保健衛生上危害がある」ようにも見えますし、文面を読むと「保健指導」にあたるようにも見えます。

そうなると、産業医が日々行っている業務は医行為ですし、それを反復して行う産業医は医業を行っています。
一方医療法第一条の二には「医療」を受ける場所は限定されておりそこには事業場は含まれません。

ということは、産業医の面接指導等は医行為ではあるが医療ではないため、会社の会議室等で行ってもいいとまとめてみたのですがいかがでしょうか、勘違いとかありましたらご指摘願います

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はじめまして。JAOHL-Law相談員(弁護士)です。

まずは形式論になりますが、産業医は、事業者との契約に基づき、事業者が安全配慮義務を履行するために役立つ意見を述べることを主たる業務とします。それゆえ、医師と患者との医療契約に基づき診断・診療などの職務を担う臨床医とは職務の性格が異なり、産業医の職務は「医行為」に当たらないものと考えられます。

もっとも、精神科や心療内科の医師が、面接指導の際に、法律が予定する本来の職域を超え、従業員に診断や診療などを行った場合には、当該行為が「医行為」に該当する場合もあり得ると思われます。

以上のように、実際の産業医の行為の内容によっては「医行為」に該当するケースもあり得ると思われます。

直接のご回答にはなっていないかもしれませんが、一見解として意見を述べさせていただきます。

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